開発STORY VOL.1 大野工場・大野第二工場 /工場長 渡邉利仁 | おいしい健康な水をお届け! | サーフビバレッジ
- 2003年 入社 大野工場 所属
- 初めて飲料ビジネスに触れたのは農業高校時代。食品科学や応用微生物を学びながら、果汁飲料を缶に充填して商品化し販売していた。卒業後、大手飲料メーカー勤務を経て、2003年に㈱サーフビバレッジに転職。飲料一筋で製造現場の効率化、品質管理の徹底に日々努める。
飲料メーカーの要は、製品の中身(調合液)をつくる現場です。その調合液を製造するプラント、そして充填、包装するラインを、常に緊張感を持って管理するのが私たち製造部の仕事。サーフでは4つの工場で万全の製造環境を整え、より安心安全で高品質な商品を製造出荷しています。
大手飲料メーカーと圧倒的に異なるサーフの強みは、何といっても多品種・小ロット生産を可能にする体制。一般的に大手工場では数万ケース単位からしか製造できないところ、サーフでは1,000ケースからPB商品をつくることができます。多いときで24時間に8種の商品を最短で効率的に切り替えることが可能。心臓部であるプラントを止めることは、ビジネスとしては効率が悪いかもしれません。しかし、お取引先様が欲しい数量、新鮮な商品をリアルタイムに供給したいという一心で、多品種・小ロット生産体制を敷いています。それを可能にするのは、製造・充填機械の特性を熟知した製造現場のオペレーションシステムと徹底した衛生管理。とはいえ、調合液はナマモノですから厳密に言えば温度や環境によって日々味が変わります。それをいかに均一化するか、その管理精度を高めるために、人知を尽くして常に一貫してシビアな品質管理に力を注いでいます。
あらゆる種類の飲料が開発され飽和状態へ向かう飲料業界では、ますます差別化が難しい状況になることが予測されます。価格競争に陥りがちなPB商品ではありますが、今後期待したいのは付加価値を持ったポテンシャルのある商品開発で、市場全体でPB商品の価格を底上げすること。製造の現場と未来の市場を見据え、ロングライフで考え抜かれたバランスの良いものづくりを追求していきたいですね。